重要文化財

 

重要文化財と呼ばれる建築物をご紹介します。

有形文化財の中でも重要なものを重要文化財、さらに世界文化の見地から特に価値の高いものを国宝に指定して保護しています。平成20年12月2日現在では214件の建築物を国宝、2,344件を重要文化財に指定されています。

国宝とされるものだけでも200件以上の建築物が国によって保護されているわけですけれども、2009年の12月に近代建築としては初めて、迎賓館赤坂離宮が国宝と重要文化財に同時に指定されました。迎賓館とは外国の国家元首や首脳などの国賓を迎えるときに宿泊などを行う施設のことで、東京の元赤坂にある迎賓館赤坂離宮の建物は、東宮御所として1909年に建設されました。建築家のジョサイア・コンドルの弟子である片山東熊という宮廷建築家の設計により建てられたのですが、華美に過ぎることや住まいとして使いにくかったことなどの理由で実際には、御所としてはあまり使用されませんでした。

迎賓館赤坂離宮は年に一度一般参観が可能ですが希望者が多い場合は抽選になってしまいます。そこで迎賓館赤坂離宮の内部を少しご紹介します。

彩鸞の間

彩鸞の間という名前は左右の大きな鏡の上とねずみ色の大理石で作られた暖炉の両脇にある鸞と呼ばれる架空の鳥をデザインした金色の浮き彫りが由来とされています。白い天井と壁が金箔で施された石膏の浮彫りにより装飾されている室内は10枚の鏡がより広く見せています。

花鳥の間

花鳥の間という名前は天井に描かれた36枚の絵、欄間に張られたゴブラン織風綴織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることが由来です。腰壁は茶褐色のジオン材を板張りしてあり、重厚な雰囲気です。

朝日の間

朝日の間の名前は「朝日を背にして女神が香車を走らせている姿」の絵が天井に描かれていることが由来で、壁に京都西陣の金華山織の美術織物が張られています。

羽衣の間

羽衣の間の名前の由来は天井に謡曲の「羽衣」の景趣を描かれていることで、正面の中2階には、オーケストラボックスがあります。これは、羽衣の間が舞踏会場として設計されていたことを示しています。迎賓館の中で最も大きいシャンデリア(重量800kg)があります。